糖尿病黄斑浮腫の病気と治療について糖尿病と目の関係(失明にも至る合併症:糖尿病網膜症)
糖尿病で目が見えなくなるかもしれない!?
糖尿病は血糖値が病的に高い状態が慢性的に続く病気で、放っておくと全身にさまざまな合併症が起こりやすくなります。血管は、高血糖に長期間さらされると、もろくなったり、変形して血液の流れが悪くなります。その結果、細い血管が集まっている眼などに重大な合併症(糖尿病網膜症など)が起こります。
糖尿病三大合併症
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- 網膜に障害が起こり、視力が低下したり失明したりするおそれもあります。
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- 腎臓の尿をつくる機能が低下し、体の老廃物が除去できなくなります。
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- 末梢神経に障害が起こり、手足の感覚が鈍くなったり、しびれや痛みを感じたりします。
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糖尿病網膜症は、他の糖尿病合併症と同様に、初期には自覚症状はありませんが、病気の進行に伴って、さまざまな程度の視覚障害が起こります。最終的には失明に至ることもあります。
もしも、あなたの眼が見えなくなったら…
糖尿病の合併症で視力障害が生じてしまったら、どんな影響が出るでしょうか? 車の運転やパソコンの操作がしづらくなり、仕事に支障が出てしまうかもしれません。お料理やお掃除など、普段の家事が困難になってしまうかもしれません。これまでの日常生活が一変してしまう可能性も否定できません。
今までできていたことができなくなる可能性があります。
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間違えずに薬が飲める? -
車の運転は? -
新聞や本を読むのは? -
メールの交換は? -
パソコンは? -
お料理は?
- 監修:
- 名古屋市立大学 視覚科学
教授 小椋祐一郎先生
糖尿病と目の関係(失明にも至る合併症:糖尿病網膜症)
- 糖尿病網膜症について
- 糖尿病黄斑浮腫について
- 眼科受診の大切さ
- 医療費の補助制度について
定期的に眼科・病院の受診をしましょう
糖尿病黄斑浮腫サイトマップ
「糖尿病黄斑浮腫(とうにょうびょうおうはんふしゅ)」は、糖尿病網膜症(糖尿病性網膜症)の合併症として網膜にある黄斑という部分がむくみ(浮腫)、網膜症の初期段階でも視力障害が起こる病気です。
この「糖尿病黄斑浮腫」と、糖尿病三大合併症の一つで失明に至ることもある「糖尿病網膜症(糖尿病性網膜症)」という眼の病気について、その症状や治療法、定期的な眼科受診の重要性とあわせて詳しくご紹介しています。